株式会社BOSパートナーズ
Home企業理念企業情報支援メニューアクセスベンチャークラブ上田のつぶやき事務委託サービスメルマガ登録・解除

平成29年7月4日(火)、第60回ベンチャー交流会を開催しました。
基調テーマ:「勝ち続ける会社を創る経営とは」
共通テーマ:「創業の経緯、現在、過去、未来について」

弊社代表取締役上田の挨拶でスタート。
第1部:株式会社FGグループ 代表取締役 吉野賢司 さま
「経営が破綻状態だったリサイクルショップを、ある程度再生させ上場できず売却で何とか逃げ切ったことから本業となった再生事業について」
九州を中心にリサイクルショップを経営していた吉野社長。気が付けば上場を目指せるほどに成長。しかし当時のリーマンショックで、それどころではなくなる。増資の予定も中止となり計画が全て崩れ落ちたという。様々な経験から学んだ教訓が、
「1:調子に乗るな
 2:足腰を鍛えろ
 3:世の中の役に立つ仕事をしろ
 4:目先ばかり見るな
 5:集中しろ」
それから吉野社長は、平成21年に
■資金繰り対策■資金調達■事業再生■事業整理・売却
を主要業務とするFGグループを設立した。
「汗をかき、恥をかき、絵(計画)をかき、一緒に動け」
これが、FGグループの行動指針。
現在は、日本各地を飛び回る忙しさ。地方創生には、地方の事業再生は欠かせないという。
経営破綻しかけたリサイクルショップを再生させたことから、今の再生事業が本業となったと話す吉野社長のジョークを交えながらユーモア溢れるのスピーチに、参加された皆さんも楽しく話をお聞きになっていました。

第2部:株式会社TOP ASIA 代表取締役 太田小由美 さま
「元映像クリエイターがたどり着いた国際人支援事業について」
キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定されている。出会いと出来事は必然的な偶然。偶然が引き起こしたビジネスとの出会い。そして43歳での渡米。米国で感じた日本との就職活動や転職活動との違い。自分が出来ることは何だろう。そんな時、また偶然であり必然となる出会いがあったという。
それは1992年にニューヨークで設立し、全米とメキシコに拠点を持つ人材会社TOPグループの代表である田畑氏との出会いだった。
2016年7月、株式会社TOP ASIA設立。バイリンガル人材を企業に紹介している。
日本企業の多くは、人口減少と少子高齢化に伴い、これまで以上に海外市場に目を向けている。しかしその結果、急速なグローバル化の対応が企業の成長課題となっているという。「海外拠点を創っても、現地での人材、また、本社とのブリッジ人材が必要となり、人材育成が海外展開のスピードに追い付かない。語学力がない日本人にはバイリンガル人材が必要になります」と太田社長は話す。
TOPグループには、米国留学中や、留学経験者のアジア国籍人材、日本に留学中の外国籍人材の登録が多い。「人と企業、世界をつなぐ」を理念とし、より良い日本社会・雇用環境を作り出す支援をしていきたいと話して頂きました。

第3部:PAT shareholding PTE.LTD. Managing Director 青木渉 さま
「ミャンマーにて徒手空拳で開始した水耕栽培による無農薬パック野菜事業の今後のアジア展開について」
水耕栽培事業で収益を上げる要素は「安く作って高く売る」。
青木Managing Directorは、水耕栽培をミャンマーでスタートさせた。水耕野菜の市場も、日本とアジアとでは異なるという。日本は主に小売店や飲食店が売り先となり、競合は国内産の土耕野菜となるが、東南アジアは、高級スーパーやホテルが売り先となり、輸入野菜が競合になっているという。
また、消費者心理にも違いがあり、
日本では、“太陽を浴びて育った野菜は栄養価が高い 日本の野菜は安心で安全“となるが、東南アジアや中国では、自国で生産した野菜には不信感があり、また、土耕野菜に危険性を感じているのが現状。
そんな中、東南アジアで水耕栽培を展開することで、人件費や土地代のコスト面、競合の輸入野菜は価格が高く鮮度劣化があることから、水耕野菜の展開が優位となっているという。
また、本事業は、無農薬GLOBAL G.A.P認証取得、オーガニック認証取得をし、サラダパックに加工し販売。リビングリーフの展示売りも行っている。定植から30日でレタスを栽培できるのも強み。
現在は、ミャンマーのヤンゴン郊外に工場を設立。今後、東南アジア諸国へ事業を展開していくうえで非常に有利だと青木Managing Directorは考えている。
経済発展と共に、東南アジアや中国に欧米人や日本人移住者が増え、生野菜を食べる文化が定着している。今後、サラダ野菜市場が数倍に拡大していくことは明らかで、今が、水耕栽培を東南アジア各国へ展開していく好機だと、青木Managing Directorは今後の展開について、お話し頂きました。

第4部:株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長 野坂英吾 さま
「資金30万円から100億企業をつくった社長が教える勝ち続ける会社をつくる起業の教科書」出版記念講演
「社長になる」それは中学2年の時に思ったこと。その原点は、《父を超えたい》という思いだったという。大手企業にいた父を超えるには、自分で会社をつくり上場させること。大学4年の時に起業計画を行い、卒業後に会社を設立した。しかし、実は会社をつくってから、さて何をしようかと考えたという。
野坂社長は、《あったら良いもの50個のリスト》を作成。
そして1995年、150坪の倉庫から、総合リサイクルショップ、トレジャー・ファクトリーをスタートさせた。
全てが順風満帆であったわけではない。
創業9年目、当時の店舗数は8店舗。そしてこの年、一挙に6店舗を増やす。
しかし、仕組み、人材が追いつかなかったという。
そこで野坂社長は、・システムの見える化・エリア制導入によるノウハウの蓄積・任せることの徹底で、危機を克服。

そしてその後は、
■「分解思考」と「パーセンテージ思考」を心がける
■日々の「仮説トレーニング」が自分を育てる
■上場を目指さなければ成長は止まる
■「変換力」を身に付ける
■見開きした経営の事例を「自社だったら・・」と置き換え想定する
■失敗を糧にするトレーニング
をモットーに、
2007年12月、東証マザーズに上場。
そして2014年12月には、東証第一部に市場変更。
店舗数は現在、144店舗へと大きく成長。タイのバンコクにも出店した。
そして野坂社長のそのプライベートもアクティブ。年間、2〜3回フルマラソンを走り、さらに驚くことに、10年で7回も100キロマラソンを完走しているという。
「100キロのマラソンは会社経営においても勉強になります。どこでどう休むかが重要」そう話していただいた野坂社長。
今後は、国内海外の展開や、新業態の開発、新規事業の展開など、まだまだ挑戦し続けていくとビジョンを語って下さいました。
*野坂社長著書
講演会終了後は、
「和風ダイニングきざみ荻窪店」にて恒例の懇親会を開催。大盛況でした。

懇親会会場「和風ダイニングきざみ荻窪店」
〒167-0043東京都杉並区上荻1-8-8 興和ビル2F TEL:03-6915-1744
 

企業理念コアコンピタンス支援ステージ社長メッセージ企業概要アクセスマップ
メディア取材について当サイトの運営方針サイトマップ