株式会社BOSパートナーズ
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第64回ベンチャー交流会
平成31年1月23日(水)、株式会社BOSパートナーズ/第65回ベンチャー交流賀詞交換会を開催しました。
基調テーマ「資金ショートや経営危機に直面した企業はいかにしてサバイブしてきたか」
共通テーマ「創業の経緯、現在、未来について」

■開会の挨拶
弊社代表取締役 上田の挨拶でスタート。
上田の繋がりから今回は4名の方にご講演頂きました。

■第一部 株式会社アイゴスクリエイティブハウス 代表取締役 渕 佑介 様
 会社を起業し11年。起業し倒産していく会社が多い中、いかに差別化したサービス、商品を提供していくかを話してくださいました。
 中学3年からカナダの全寮制の学校に留学。
 アメリカの大学に進学するも、ニューヨークのテロをきっかけに帰国。就職活動を開始したが、まともに敬語も話せない常識もない自分を受け入れてくれる企業はない。  そんな中、某広告代理店社長に拾われる。その後大手広告代理店に転職し、海外向けプロモーションを担当。日本企業のグローバル化をサポートしたいという思いから、31歳の時に現在の会社を立ち上げる。
 現在は、グローバルソリューションサービス(英語圏、中国での各種プロモーション、マーケティング、ローカリゼーション、クリエイティブ制作など)を行いつつ、粘土を使った様々な展開を行っている。
 本日は他社にはないもの、差別化できるものとして、この粘土を使った事業をお話しいただきました。
 ファミリー層をターゲットとしている企業や地域密着を狙っている企業、自社キャラクターの啓蒙や企業イメージのUPを狙っている企業に、粘土というコンテンツを使用したキャラクター開発、教室イベント、粘土アーティストのテレビ出演、学校運営などを主体にアニメーションも展開しアプローチ。また、教育事業にも力をいれており、粘土を使うことで子供たちが成長や志向に合わせて想像力を発揮。表現力にとんだ魅力的な作品をデザインできるノウハウを詰め込んだ様々なプログラムを用意している。
 今後の課題としては、このカリキュラムを経験した子供たちが、実際にどう成長したか。そのエビデンスを出していくことだと話してくださいました。

■第二部 株式会社プチジョブ 代表取締役 宮澤 明宏 様
2016年4月に会社を設立。その後、ビジネスモデルが確定するまでに時間がかかったという宮澤社長。
宮澤社長は、家庭の事情から、3年のブランクを乗り越えて大学を受験し合格。自分で起業することを決めていた宮澤社長は、まずはいろんな仕事を体験しようということで派遣会社に登録する。いろんな仕事を経験する中で、ある日自分がもらう給与と実際に派遣会社に支払われている金額の差に驚く。自分でもやれる?自分でやった方が早い?そう思った宮澤社長は行動に出た。様々なサークルのリーダーを集めて飲み会を開催。
そういった交流の中で600人の名簿を集める。そして学生たちに週末の仕事を紹介するという事業を大学1年も終りになるころにスタートさせた。最初の1年で営業利益1500万、売り上げ6000万という結果を出すも、大学3年になりこの事業を売却。今後はネットの時代になると思った宮澤社長は同じ興味を持った仲間と起業し、パネットバブルとともに成長した。しかしその後、諸事の問題で分裂し新たに単独で起業。いくつかの苦難を乗り越え、2002年、再びIPOを目指す企業を立ち上げた。2006年資金調達に成功し、IPOの道が開けたかに見えたがリーマンショックの影響で売り上げが下がる。景気、経済というのは波がある。これは自分がいかに優れたビジネスモデルを考えても手に負えないと気付いた宮澤社長。
しかし、2,3年に1度はチャンスが来る?大きなチャンスは10年に1度は見落とさなければやってくると感じ、波に乗ることが重要だと改めて認識。そして現在行っているプチジョブという事業モデルにたどり着き、新しい働き方、採用の仕方を提案。単にスポットの人材が欲しいということではなく、1日採用することで本採用につなげていくという方法をとっている。
宮澤社長にとって成功とは、自分がやりたいことで人に喜んでもらうこと。成功とは成功するまでやり続けることという松下幸之助さんの言葉を支えに今後も清涼していくと語っていただきました。

■第三部 株式会社DUMSCO 代表取締役 西池成資 様
学生時代に世界の油田を研究していたという西池代表。
しかしその研究を活かせる仕事が当時はまだなく鉄鋼会社に勤務。新規事業を提案するも10年早いと言われたことで起業を決意。現在株式会社DUMSCOでは、「人」に関するデーターに着目しデーターの可能性を追求している。
大手企業の課題は技術の流出、それは人材の流出ではないかと思ったのが起業のきっかけだったという。重要な人にはちゃんと見合う給与を支払うことが大事。個人個人の売り上げや利益への貢献性を定量的に可視化し、生産性を向上させる、人財検索AI「HR-PAC」を提供している。
HR-PACの特徴は、個人個人の貢献性・生産性を測るというもの。生産性の出し方として、様々なデーターを元に個人個人の貢献性を分析。時系列での分析も行っている。また現場でのヒヤリングも積極的に行い、高生産者の分布図や売上高と効率性の指標もデーターとし可視化。生産性の高い人が退職した場合、数値はどのように変化するのか?
これらの結果で生産性に関する課題を解決。西池代表は「データーという新たな資源に重大な価値が眠っている」と言います。今後のHR-PACの動向に注目していきたいと、多くの出席者の方々も賛同されておりました。

■第四部 株式会社Don Don up 代表取締役 岡本 昭史 様
多くのことをやってきて、失敗も多くあったが、こけたことで形になったことが多いというDon Don up岡本代表。アメリカ文化にあこがれ19歳で渡米。そしてそこで出会ったフリーマーケット。1960年代のリーバイスのジーンズなど、ビンテージの古着に魅了され、そこから古着一筋28年。ドンな服でもドンドン買い取るという古着を扱う店舗を国内外で展開し、毎週水曜日に値段がドンドンとダウンする!というDon Don Down on Wednesdayが話題を呼んでいる。
ドンドン売れる秘密として、お客様が来る仕組み、お客様が買う仕組み、口コミが広がる仕組みがあるという。これまでもお客様が購買の意欲のスイッチが入るために様々なアイディアを出して来た。その一つとして紹介していただいたのが、Don Don upの店内にいる「さくらちゃん」といういくつものマネキンさん。SNSで拡散されるなど話題を呼んでいる。文句も言わず、開店から閉店まで黙って働いてくれる「さくらちゃん達」こういった話題作りが楽しいという。そしてそのビジネスは日本だけではない。買い取ったけど日本では売れないものはマレーシアの工場で選別され、アジア各国での販売、またリメイク材として販売している。
現在は環境にもよく多くの人にも喜んでもらえるこのビジネスモデルだが、スピード展開を焦ったこともあり、6年前には民事再生、破産寸前、二期連続で億単位の赤字という最悪の時代があったという。きっかけはM&Aをした会社の業績の悪化。岡本代表はその困難をどう乗り越えてきたのか?岡本代表らしい笑いを交えながら話してくださいました。
そして人口減少の日本でビジネスをやるのは今後厳しく、海外に目を向けることが必至の時代だと話す岡本代表は、現在はカンボジア中心に出店をしてる。年間GDP成長率が7%のカンボジア。日ごとに街の姿が変わり凄いスピードで成長している国の一つだ。またカンボジアでは外資100%で事業をスタートすることが出来るうえ、通貨がドル。法人税も利益が出るまで免除される。プノンペンの人口から行くとまだまだ現地で25店舗ほどの展開が可能だという岡本代表。
今後はカンボジアの展開で力をつけて、他のASEAN諸国へ進出をしていきたいと熱く語る岡本代表に、参加者の皆さんからも多くの質問が飛んでいました。

◆講演会終了後は、「和風ダイニングきざみ荻窪店」にて恒例の懇親会を開催。大盛況でした。
懇親会会場「和風ダイニングきざみ荻窪店」
〒167-0043東京都杉並区上荻1-8-8 興和ビル2F TEL:03-6915-1744
 

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