株式会社BOSパートナーズ
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第64回ベンチャー交流会
平成30年11月6日(火)、株式会社BOSパートナーズ/第64回ベンチャー交流会を開催しました。
基調テーマ「社会に価値を提供し、成長する企業」
共通テーマ「創業の経緯、現在、未来について」

■開会の挨拶
弊社代表取締役 上田の挨拶でスタート。
上田の繋がりから今回は4名の方にご講演頂きました。


■第一部 株式会社K-pro 代表取締役 木村 匠 様
「元美容師の20代の若手経営者が展開する携帯ショップ運営人材派遣業及び各種イベント請負事業について」
販売支援・セールスプロモーションに関するプロフェッショナル集団、K-pro。木村代表は元美容師という肩書を持つ。美容師時代の激務で退職。その後アルバイトからスタートした会社で営業力を発揮し正社員に。当時の上司に誘われ21歳の時に起業。当時は現場に入りながらスタッフを管理し育成。そのたびに訪れる、資金繰り・採用といった壁。何も勉強せずにスタートした中、多くのスタッフに救われてきたという。起業して4年。一般派遣の免許も取得し、全従業員に活躍の場を与えさらに成長していきたいと話してくださいました。そして今後、木村代表自身で進めていきたいこと。それは、「特別養子縁組制度」人口減の中でその数が減ることのない人工中絶や幼児虐待。それとは裏腹に不妊治療を望んでいる夫婦の数も後を絶たない。海外ではある意味ステータスとなっている、特別養子縁組の方面にも力を注いでいきたいと力強く話してくださいました。

■第二部 株式会社ドリームステージJAPAN 代表取締役 平間 正彦 様
「教育出版のプロが展開する全都道府県別の中小企業経営者の経営曽を学校向けに出版し子供たちへ伝える事業について」
大学卒業後、教育出版会社に就職。サラリーマンとして特に不安や課題もなかった中、生後間もない長女が病に襲われる。仕事は後から挽回できるが家族を守れるのは今しかないと退職を選択。そして毎日病院に通う中、親同士のつながりが出来る。平間さんは、これまでの経験を活かし、教育・出版の仕事をしようと起業することを決意した。個別指導の塾を経営し、関係するイベントで話している時、その場にたまたまいたのが某ラジオのプロデューサーだった。この出会いが自分の人生を変えたといっても過言ではないという。自分の番組を持つこととなり6年間で約370名の方と対談。その多くの方が自身で出版をされていた。平間さんは気づく。【出版が人生を変える】その後、平間さんも次々と出版。ブックブランディング・ブックマーケティング・ブックリクルート・ブックPRなど、様々な手法で展開している。そして経営者の方々に自身や会社のPR,ブランディングとして出版という手法があると多くの人に勧めるも、出版したくても出版できない多くの現状を目のあたりにし、「だったら自分で出版社を立ち上げよう」と5年前に出版社を立ち上げた。そして各学校に、その地元の社長を紹介する「社長の課外授業」という書籍を配布。目標は全都道府県突破だという。ラジオでパーソナリティを長年やってこられた平間社長。その熱いトークに参加者の皆さんも引き込まれておりました。

■第三部 株式会社EYE-STYLE 吉岡 秀和 様
「好きな時間に好きな先生から全32種類の楽器が学べるEYE音楽教室が、今後展開する事業について」
ミュージシャンが増えた時代はたった50年。長い人類の歴史の中でミュージシャンが増えることはこれまでもなかったが、もっと音楽は変わってもいいのではないか。吉岡代表はそんな考えの中でEYS-STYLEを立ち上げた。アンケートを取ると、楽器をやってみたい人は80%。だけど実際にやると決めるのはその3%。その理由の一つに、高額な楽器を購入するリスク、どの楽器を購入していいのかわからない。「そもそも楽器は買うものという常識がおかしくないか」吉岡代表は、1年間音楽教室に通うと楽器をあげます。というビジネスモデルを立ち上げる。そして音楽教室に通ったら3回でステージに立つという、他にはない戦略で一気に店舗数も増やしていく。斬新なカリキュラムや楽器プレゼントなど事業はスムーズに進むも、これ以上店舗展開を進めることに疑問を持つ吉岡代表。問題は店長や営業など現場を任せる人の人手不足。それならばと店舗を無人化し、さらには営業もなくすという逆のスタイルをとった結果、入会率もアップ。受付もなくし、講師にお金をかける方向に転換した。本部のみに人を配置することで、社員は自分たちで考えて仕事をするようになったという。その後は無人化店舗をスマートスタジオと位置づけ40店舗を展開。会社としてステージが変わっていっているのだと感じているという。更にカラオケボックスと提携をすることで、出店に際しての経費と人件費の削減に成功した。現在は、「オトリエ」というブランドで楽器の販売サービスを開始。素材と職人をマッチングするビジネスを展開している。
そしてもうひとつ。「Inspiart」スマホで録音したものをCDとして販売するサービス。高価なレコーディングを行うことができる人は一部。ブロックチェーンで著作権を管理するシステムを構築。このライセンスを供給していく予定だと今後のビジョンについても話していただきました。

■第四部 株式会社ハードオフコーポレーション 代表取締役会長兼社長 山本 善政 様
「リユース業界のリーダーがベンチャー経営者へ送るメッセージ〜ハードオフ流こだわり経営とは」
朝から晩まで資金繰り。そんな25年前、山本代表は、お金のことばかり考えて過ごしていた。儲け方と使い方に「汚い」はあるが、人の心までも動かすお金。お金は人類の最大の発明だと山本代表は気づいたという。起業して46年。ハードオフグループとして894店舗(直営店302店舗、FC加盟店592店舗)スタッフも9500人を超える。現在は、オーディオ機器や楽器類の修理専門店「ハードオフ―リペアセンター」、楽器を深堀りした「ハードオフ―楽器スタジオ」、アルコール飲料を扱う「リカーオフ」など、7業態による多店舗展開を行っている。海外も、台湾、ハワイ、カンボジアに展開、来年春にはカリフォルニアのオレンジカウンティの展開を予定している。
ここまでくる道のりを山本代表は話してくださいました。大きな転機は、ブックオフ創業者の坂本会長との出会いだった。お互いを高めあい尊重しあって今日まで来たという。2000年にジャスダックに上場、2005年に東京証券取引所第一部に上場した。日本企業は387万社。そのうち上場企業は3700社。1000社に1社が上場している計算になる。そして山本代表がおこなっているフランチャイズ展開。
フランチャイズビジネスとは、横に広がるビジネス。そんな中、時代はどんどん変わっている。ドックイヤーからマウスイヤー、そしてリアルタイムへ。ルールも野球からサッカーへ。イエローカード2つで退場となる世の中だ。リアルとネット。スマホの中は世界一の商店街。これからはリアルとネット。この二つを制覇しないと、その道では成功しないのではないかと山本代表は言う。そしてコンプライアンスとガバナンスも重要だ。さらには「仕事が最高の暇つぶしだ」そうつぶやいた同級生の言葉から、山本代表は「シニア」層にも注目。シニアだけで成り立っている「ハードオフ―オーディオサロン」を展開する中で、シニアにはシニアの活躍の場があるんだと気付いたという。話は本題の「経営理念」へ。経営理念の実現こそが、会社の成功ではないかと山本会長は語る。死ぬほど悩んでいたという平成4年、ある方の言葉から、理念なき戦い―理念がないから悩むのではと気づいた山本代表は「平等と公平」その違いは何か?など真剣に考えた。ハードオフの経営理念はこの平等と公平を上手に取り入れている。その経営理念は@社会のためになるか Aお客様のためになるか B社員・スタッフのためになるか C会社のためになるか 優先順位も@〜Cだという。そして山本代表の講演も終盤になり話は「ダーウィンの進化論へ」最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化(Change)できるものである」山本代表は言う。みな、変化だというが変化の先に何があるのか?Changeのgをcに変えると「Chance」になる。山本会代表はここに答えがあるという。

そして最後に参加する経営者に向けて課題を出していただきました。「皆さんの夢、高い志は何ですか」その志に合う正しい経営理念は何ですか?いくら正しい経営理念があっても、優れたビジネスモデルがないといけない。それを支える論理・理論、そしてそれに沿って戦略と戦術がある。参加している経営者の方々に向け、熱く話してくださいました。


◆講演会終了後は、「和風ダイニングきざみ荻窪店」にて恒例の懇親会を開催。大盛況でした。
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懇親会会場「和風ダイニングきざみ荻窪店」
〒167-0043東京都杉並区上荻1-8-8 興和ビル2F TEL:03-6915-1744
 

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