■第1部　講師：合同会社アーク　代表　藤野恭兵　様
「日本の最高基準のメディカルツーリズム事業を外国人富裕層へオーダーメイドで提供するインバウンド事業について」

世界最高水準を誇る日本の医療。藤野代表は外国人を対象に、個々の需要に合わせ〈健康診断〉〈予防医療〉〈美容医療〉〈専門治療〉などのコーディネートを行っている。コンセプトは、【世界中に「人・もの・心」を届けます。】また藤野代表は日本で医療を受けるメリットとして、次の3つをあげている。�@世界最高水準の医療機器設備　�Aデーターが示す日本の医療レベル　�Bアジアという立地　今後は、メディカルツーリズム事業の確立を短期目標とし、遠隔医療及び診断システムの提供を目指していきますと話していただきました。

■第2部　講師：EXC JAPAN 合同会社　代表　曽川　正仁　様
「中国内で広告掲載型WIFIレンタル事業を展開する当社が、日本に観光に来る約1000万人の中国人旅行者向けに新たに展開するWIFIレンタルと飲食、物販、宿泊他インバウンドマッチングサービスについて」

訪日外国人が3000万人を超える中、その２５％が中国からの訪日客。EXC JAPANは、海外用ポケットWIFIの広告代理店としてのみならず、アウトバウンドポータルサービスのアプリの展開事業を今後スタートさせる。内容は、海外から日本に来る旅行者向けに、グルメ・観光・買い物・道案内・娯楽・交通・ビザ代行・宿泊などの情報を提供。2020年のオリンピックイヤーに向けて、海外から益々注目が集まる日本。今後の曽川代表の展開に注目していきたい。

■第3部　講師：株式会社グロウバレー　代表取締役　小林　正樹　様
「既存の学習塾と真逆の運営で成長する個別指導塾〈学びの森 J-STUDIO〉事業について」

大学生だった21歳の時に個別指導塾を創業。学習指導を通して、生徒・保護者を元気にしたい！そんな教育理念を持ち、個別指導塾一筋でやってきた小林代表は自身の29年を振り返り様々な経験を話してくださいました。人を育てていないのに塾を増やす。売り上げは減り借金生活。そういう状況下の中、学習塾のコンサルを行っている中土井先生との出会いが小林代表の大きな転機だったという。30歳そこそこで成功を急ぐんじゃないと言われ、学習塾のいろはを教わった。小林代表は当時を振り返り、利己から利他へ変わったという。また、個別指導塾は、子供たちの自己重要感と自己肯定感を育み、子供たちの人生の一部を変える。そんな仕事だと熱く語っていただきました。

■第4部　講師：タリーズジャパン創業者
EGGS’N THINGS INTERNATIONAL HOLDINGS PTE.LTD CEO 松田　公太　様
「タリーズコーヒージャパン創業者がベンチャー経営者へ送るメッセージ〜起業家はどうあるべきか」

セネガル、そしてアメリカで少年時代を過ごし大学は日本という経歴を持つ松田氏。その後、新卒で銀行に入行し3年連続で社長賞を受賞するも6年で退職。実は最初から起業を念頭に5年で会社を辞めて、自分でゼロからやってみたいと考えていたという。
タリーズコーヒーとの出会いは、銀行を辞める1年前。友達の結婚式に訪れたボストンでスペシャルティコーヒーの美味しさに魅了されたことに始まる。コーヒー1杯９９セントの時代に＄３、＄４もしているスペシャリティコーヒーの店に並ぶアメリカ人の列に驚くも、試しに飲み「おいしい！」と感動。そのコーヒーに衝撃を受けてから間もなく、スペシャリティコーヒー発祥の地シアトルへ行き、数十軒も試飲巡りをし、タリーズと出会う。その後、日本での販売契約を結び、銀座に出店。2年間寝袋を持ち込んで店に寝泊まり。超氷河期も、アルバイト達の頑張りと、〈コーヒーを通じて新しい価値をつくっていく〉という理念のもと乗り切った。そして新たな挑戦として、コラボレーション店舗を創設していく。車のショールーム、そして病院。日常がない病院にいつもある日常を感じるスペースをつくることが一つの夢だったという。そして出店した病院の店舗から生まれた数々のエピソード。日本になかったものを広めていく。何よりも、経営者の強い思いがどんなビジネスにも重要だと話してくださいました。出席者の起業家の方々も、引き込まれるように耳を傾けていました。

◆講演会終了後は、「和風ダイニングきざみ荻窪店」にて恒例の懇親会を開催。大盛況でした。

懇親会会場「和風ダイニングきざみ荻窪店」
〒167-0043東京都杉並区上荻1-8-8　興和ビル2F　TEL：03-6915-1744